【読書感想】「同棲終了日記」「冷恋」(コミックエッセイ)

先週末に読んだコミックエッセイの感想です。

1.同棲終了日記 10年同棲した初彼に34歳でフラれました(おりはらさちこ著)

タイトルだけでダメージでかすぎる…。

作 者の方を今まで知らなかったのですが、ラブラブブログで有名な方だったみたいですね。このまま続くと思っていた穏やかな幸せ。…だったはずが突然の別れ。 簡単ななれ初めや同棲していたころの微笑ましい日常の4コマも少しありますが、大半は、別れが決まってからの作者さんの想いや葛藤や新しい生活です。あと がきにも書かれていましたが、あくまで作者の一人称ですべての漫画が描かれています。だから「相方さん」の本心や心境はわかりません。それが余計に切なく もあり、昔の失恋を思い出したりして共感できることも。(泣きながらふたりの最後のごはんを食べているシーンが見ていられませんでした)

この本にタイトル以上のテーマは特にないとは思いますが、「今ある幸せを、相手を大切にしよう」と思わせてくれる1冊です。ふと立ち止まった時に、なんでもない日常がいちばんキラキラしていることに気づくかのように。




2.冷恋 ~29歳で結婚したかった私の本音~(イラスト:すぎやまえみこ、原作: たえ )

こういうことをしていたら結婚できないよ、ということを見事に全部やってのけたたえさんの自叙伝です。

こ ちらの方も存じ上げていなかったのですが、人気ブロガーさんらしいです。合コンにはじまり、お見合いパーティに結婚相談所…。婚活の実態と体験談と失敗談 がよくわかります。実は、かくいう私も、一時アテがなさすぎて「そろそろ婚活…する?」と思っていたのですが、そのタイミングで現在の夫さん と知り合い、結局婚活はしませんでした。もろもろ見ていると、私にはとてもハードルが高そう…。自分の市場価値(しかも自分が思っているよりもずっと低い)をまじまじと突きつけられるのが婚活。

もっ と前向きでいい本があるので、結婚したい人が読むにはあまり参考にならないと思いますが、巻末のぐっとうぃる博士への相談の回答には真理が書かれていまし た。そこは参考になると思います。あと、作中では読み取れなかった、「なぜ結婚したいのか・どういう結婚生活を送りたいのか」「自分は相手に何ができる か・与えられるか」「相手の文句を言う前に、自分の欠点や変えるべきところはないか」ということろを見つめていかないと時間がもったいないなという印象を受けました。

結婚している人は「結婚できてよかった…」と思える1冊です(笑)。そして相手を大事にしたくなると思います。


コミックエッセイってkindleだとけっこう安いので(安いやつはスキャンが雑なので、まだ読めるのでなんとか…なレベルですが)、書籍だと手が出せないのですが、この価格だったら買おうかなと思えるのがいいところですね。

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